求人を出しても人が来ない時は
景気が悪い、失業者が多い、仕事がない、などと世間では言っていますが、常に人手不足の業界もあります。いくら求人を出してもこない、と嘆いている会社もあります。これは求職者と求人を出す企業のマッチングができていないからです。企業は充分な待遇のつもりでも、求職者にとってそうでないと感じるなら決して待遇は良くない、ということになります。特に中小企業は大企業ほど良い待遇はできないでしょうが、いくら求人を出しても人が来ない、来てもすぐに辞めてしまう、というのであれば、なんらかの改善が必要です。給料を高くすれば反響も早いでしょうが、改善すべきは必ずしも給料だけではありません。他にも労働者が働きやすいと思える職場環境に改善できる項目はいくらでもあります。
私の実家は自営業をしており、一時期人手不足に悩まされていました。確かに仕事はハードですが、その分時給は高めにしていましたので、なぜいくら求人を出しても人が来ないのか、あるいは長続きしないのか、不思議でなりませんでした。そこで親戚の若者に職場を見てもらい、どこが悪いのか忌憚ない意見を聞くことにしました。すると、冬は寒く夏は暑い作業現場に問題があることが分かりました。実は20年以上使っていた空調が壊れて以来、そのまま放っておいたのです。そこで空調修理の見積をしてもらったところ、ちょっとした部品交換で修理できることが分かり、なおしてもらいました。職場環境が良くなったので、人が長続きするようになりました。
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