若者ばかりがアピールポイントの求人
年を取ると周囲が皆年下、という環境が嫌になってくるものですが、若い人は逆に自分が一番年下、という環境が嫌なようです。確かに一番年下ですと、何かと雑用を言いつけられたり、使いっ走りのようなことをやらされたりするので嫌になってくる気持ちも分かりますが、一番年上というのも居心地が悪いものです。一番年上で役職も一番上なら良いですが、そうでなければ尚更居心地は悪いものです。若い人は、自分より年上ばかりの職場は働きにくいと思って、若い人が多い会社に転職したがることもあります。求人を探していると、時々平均年齢が20代とか、若者ばかりの活気ある職場とか、和気藹々とした職場などと紹介されているところがあります。いつも使いっ走りの若者にとって、こういう求人は魅力的に見えるかもしれません。
若い人が多い会社は確かに活気があって楽しいかもしれませんが、離職率が高い、ということもいえると思います。設立からまだ日が浅い会社は別ですが、そうでなければ普通は年配の社員がいるはずです。いないということは、年配になる前に辞めてしまうからです。もしも若者ばかり、平均年齢が若い、などと従業員の若さを前面に出している求人があれば、その会社の設立年月日を調べてみてはどうでしょうか。設立5~6年の会社なら納得ですが、20年以上であれば離職率が高いということなので要注意です。大体求人を出すのに若者ばかりくらいしかアピールポイントがないのも個人的にはどうかと思います。
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